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もしも、あなたがハイパーレスキュー隊の隊長だったら?その3
- 庄司 充
- 2011年5月23日
- 読了時間: 2分
エピソードその3 自分たちは英雄ではない
最後に彼らは言いました。
「自分たちは英雄ではありません。やるべき職務を
まっとうしただけです。」
おそらくこれはただの謙遜ではなく、本心から出た言葉でしょう。
彼らがそう言えるのは、日々の作業にこの上ない充実感を
感じているからだとわたしは思います。
使命感をもった仕事を、信頼できる上司や仲間たちと、
明確な役割分担をもって遂行する。
この当たり前のようでいて、なかなかできていないことを
彼らはやっている。
人を助ける、人に喜んでもらうという行為は、同時にそれを
与える人にも誇りと充実感をもたらします。
まして、たくさんの人の命に関わることならなおさらでしょう。
さらにそれを分かち合える仲間がいるということには、
この上もない幸福感を感じられることと思います。
その誇りと充実感によって、彼らの人生は十分に幸せであり
光り輝いているのです。
地位や名誉やお金以上の幸せをすでに手にしているのです。
英雄の称号に興味がないのはあたりまえかもしれませんね。
☆鉄壁のチームワークが生まれる理由③
仕事に対する誇りと充実感が最高のチームワークと
パフォーマンスを生む
いかがでしょう?
ハイパーレスキュー隊のような、他人のために自分の命を
危険にさらす究極の仕事においては、チームがチームとして
機能するための絶対的な条件が必要になります。
そこからはたくさんの学ぶべきことがあります。
もしもあなたがリーダーで、チームがうまくいかずに
悩んでいるのなら、ハイパーレスキュー隊の隊長に
なったことを想像してみてください。
今まで気づかなかった自分のやるべきことが見えてくるかも
しれません。
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