もしも、あなたがハイパーレスキュー隊の隊長だったら?その2

エピソードその2 あいつには身重の妻がいる!


ハイパーレスキュー隊は、緊急の災害に対応するために、

様々な分野のスペシャリストによって構成されています。


今回出動したチームも、ホースをつなぐチーム、放水するチーム、

作業員の放射線量を計り被爆を防ぐチームといったように

分業されていました。


ホースをつなぐチームは、予定していたルートが瓦礫で

ふさがれていたため、大きく迂回して、何十キロもある

重いホースを漆黒の暗闇のなか、手作業で通していきました。


その傍らでは放射線を計るチームが、つねに自分たちのほうが

高い放射線を浴びる位置に立ちながら危険を知らせます。


彼らの懸命の作業によって、ついに海から放水車まで

ホースがつながったその瞬間、その様子を終始見守っていた

放水チームの頭に浮かんだ思いはただひとつ

「あいつらの努力は絶対にむだにしない!」

ということだったでしょう。


決死の思いで自分の役目を果たした他のチームのメンバーは、

その運命を放水チームに託します。

放水車の運転席には囲うものがなく、防護服を着ているとは

いえ放射性物質を大量に含んだ水しぶきを浴びながらの

作業になることは必至でした。


その運転を志願したのは身重の妻をもつ隊員でした。

そのことは全員が知っていました。


ついに放水車から放たれる水が標的をとらえたとき、

固唾をのんで見守っていた仲間たちは、暗闇のなか誰もが

無言で固い握手を交わしていたそうです。


☆鉄壁のチームワークが生まれる理由②

仲間への尊敬と感謝が自ずと責任感を大きくする

つづく

最新記事

すべて表示

新年あけましておめでとうございます。 世の中の混乱とはうらはらにおだやかに晴れ渡ったお正月でしたね。 年末に「変わらないものに目を向ける」というお話をしましたが、 まわりが揺れ動いているときほど心を落ちつけて、いつもおだやかな 気持ちでいたいとあらためて思いました。 ご存知のように、年末にその年を一文字で表すという恒例のイベントが ありますが、 わたしが個人的に昨年を一文字で表すなら「深」です。

こんにちは。 2020年も残すところあとわずかとなりましたね。 今年は新型コロナウイルスの世界的な猛威にはじまり、 緊急事態宣言による外出、移動の制限、まさかの東京オリンピックの 延期と、経済に大きな影響を与えるできごとがつづきました。 さらに夏の終わりには、安倍前総理がとつぜん辞任を発表し、 秋に行われたアメリカ大統領選では未だ先行きが見えない大混乱が 続いているようです。 予想もしていなかった

こんにちは。 今回ご紹介する相談の内容は、 ************************** 「少し前に予算をかけて営業支援システムを導入したが、 いつの間にか営業マンがウソの報告をしてくるように なってしまった」 ************************** というものです。 訪問数を実際より多めに申告していることが最近になって わかったそうです。 この問題は、前回の「営業マンが日報