お待たせしました!
リクルート史上トップクラスの実績を持つ営業マンであり、
わたしの強力なビジネスパートナーである宮地幸夫さんが
営業マン時代にたどり着いた「営業力を構成する6つの要素」に
ついてお話しします、という記事を5月にお届けしてから早5か月、
すっかり間があいてしまいました。
続きを楽しみにしていたみなさま、ほんとうにごめんなさい。
遅れていた理由を言い訳していてもしかたがないので、さっそく
記事をお送りします。
では、宮地さんお願いします。
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皆さんこんにちは、宮地です。
原稿が遅れ大変申し訳ありませんでした。
さて前回、「営業力は6つの要素で構成される」とお伝えしました。
(バックナンバーはこちら)
その6つの要素の1つめは「リストアップ力」です。
ここをまちがえると、多くの時間をさいて営業活動をしても成果はあがりません。
当然ですよね、あなたの成果に直結する営業先にアプローチしていない、
ということになりますから。
まずは、私が営業を始めた時からどんな経緯でリストアップを進化させて
いったかを時系列でお話ししていきましょう。
私が営業をスタートしたのは求人広告の新規営業からでした。
新卒採用や中途採用の広告掲載企業を探す仕事です。
新規事業としてスタートしたので、当然お客様は「0」です。
当時の新聞の求人広告や求人チラシを自分で集めて、地域ごとにリストを
作成して総当たりしていきました。
具体的には会社にいるときは、毎日1日中約100件以上の電話での
アポ取り、外出時は朝9時~18時過ぎまで飛び込み訪問をしました。
上記の活動を通じて何件かの受注はいただいたのですが、思ったような
大きな成果にはなかなかつながりませんでした。
しかし、あるときハッと気がついたことがあったのです。
私は、毎日何件電話、何件訪問したか数値をメモしていました。
何か月か経った時にそのメモを書いた手帳をながめていて、
ある発見をしたのです。
私にとっては、とてつもなく大きな発見でした。
私のその後を左右したできごとと言っても過言ではありません。
手帳の1pの中に、営業した会社の名前と電話番号を書いて、
受注した会社には赤鉛筆で○をつけていたのですが、
その書き続けたページをながめていたら、なんとそれぞれ1p中に
書いていた30社位の中に、1社か2社赤○がついていたのです。
ほとんどのページにですよ。
私はそれをみて、「なんだ30社アポをとれば、1社受注できるじゃないか」
と気づいたのです。
これは大きな自信になりました。
「30社アポとれば1社受注できる」「30社アポを取ればいいんだ」
こう考えると、気持ちがすごく楽になりました。
誰も教えてくれなかったことです。
このころは、まだ経験が浅く、効率のいいターゲットをピックアップできる
だけの情報量が足りてないので、とにかく足を使って、たくさん市場を
見て回っていた時期だったのですが、自分の行動をしっかり記録して
分析してみたことでパターンが見えてきて、自分に自信を与えることが
できたんですね。
ターゲットがわからないときは、たくさん試して、結果を分析して
自分の行動と結果の因果関係をつかむことが重要です。
自分の行動と結果の因果関係がわかったわたしは次に、成功確率を
上げるために、どんなリストにアプローチをすればいいかを考え始めました。
つづく
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